| 秘密の書 〜Secret Story〜 管理人：浅海あおい |
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蜜に似た命令 |
| 案内板 | ２００６/１１/１9 |
頬の傷はまだ新しく、表情をかえるたびうめき声が漏れそうになる。 頬だけじゃない。腕に、足に、服に隠れた部分にさえ、生々しい傷は絶えることを知らない。 それでも僕は、手当てもせず、彼の前へひざまづく。 そして同性とは思えない対照的な雪のように白き足を手にとると、まるでそうしなければ溶けてしまうのではないかと思ってしまうほど優しく唇を重ねた。 彼が満足に微笑み腕を差し出せば、僕はまたそこへ唇を重ねる。儀式めいたこの行為を、たった一人、僕だけが許される歓喜ははかりしれず。 ただこの行為を求めるために、何度命をかけただろう？ 罪を罪で重ねた関係は、いつからか僕らを甘い蜜で酔わせたのだろうか？ 考えてもその疑問は答えを持ってはいない。 「御命令を……」 彼の手に指を絡めれば、僕の右目に口付けがおとされる。これが、彼の命令。 そして命をかけて彼を守った、僕だけの褒美。 「有り難き、幸せ……」 ふかぶかと頭を下げ、彼の腕が僕に回されるのと同時に、彼の左目に口付けをおとした。 承諾と彼への想いだけを込めて…… 僕は彼に口付けできるなら、この身を削り、君の前へひれふそう。 そして彼方を繋ぎ止めるため、どんな命令にも従おう。 あなたの命令ならは例えそれが絶望だったとしても…… |
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| 矢文 | |
| 〜言い訳〜 はい、言い訳の仕様がなく、BLです！ いやぁ、一応はNLにしようと思ったんですよ？ でもほら、私それじゃぁ物足りないから…… 禁断雰囲気をより出したいがために、HOMOになっちゃいました☆ ただエロスが書きたかっただけなのに、程遠いし…… なんとなく、今ハマりまくってるスザルルなイメージでもあります。 |
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